よくある質問(羽毛布団編)

普段お客様からふとんについての質問で多いものをまとめました。      この他に疑問などありましたらお問合せ下さい。  

Q:1 羽毛布団はどうしてこんなに値段の差があるの?

A:1 まず第一は、羽毛(原毛)の産地です。が、国だけでは不十分で地方まで確認できるものが品質も良く価格も高くなります。例えば国だけの表示の場合その国が中国から輸入したものを混ぜて輸出している場合や日本で混ぜることが多くあります。なぜならヨーロッパでとれて輸入している羽毛の量よりも出回っているヨーロッパ産の羽毛のほうがはるかに多いからです。


2番目は、側生地の違いです。最近ではTC(ポリエステル混)の生地を使って柔らかく見せかけた生地が出回っていますが、綿100%の柔らかくしなやかな生地(例:エジプト綿)の物が体への密着性がよく肌ざわりも良く暖かいです。TCの生地は静電気が多く発生するので羽毛が偏りやすく体にも良くありません。綿100%でもガサガサ音のする生地などはよくありません。


3番目は、キルティングの方法です。手間隙かけて羽毛の入れ口を全部縫製して塞いだものが高価で羽毛の片寄りもありません。また、2層式にキルティングしたものは空気を多く含むのでより暖かです。


以上3点のポイントで価格の差が生じますので安くて品質の良い物はありませんのでご注意下さい。5万円以上の物を目安にして下さい。

Q:2 羽毛布団の寿命は何年ぐらい?

A:2 40年前は「孫子の代まで」などと言って売ってましたが、そんな物があるはずもなくて、生地に穴があいたり、羽毛の飛び出しが目立ったり、偏りがひどくなったりすると寿命ですですが、それは使い方によるので寿命が何年とは言いにくいですが、目安としてはザックリ10年です。

寿命といっても多くの場合ダメになるのは、衿元の羽毛で両サイドの羽毛は新品同然の物がほとんどです。エコの観点からも捨ててしまうのはもったいないので、羽毛布団の「リフォーム」をおすすめします。新品の予算の約半額で元どうりの羽毛布団によみがえります。

 

Q:3 羽毛布団の丸洗いは何回まで?

A:3 使い方によりますが、2~3年に1回の丸洗いで3~4回までです。

衿元の汚れが目立ってくると、中の羽毛も汚れて開かなくなるので衿元が冷たく&寒くなります。丸洗いではじめは回復しますが、全体的には羽毛の油分が抜けてカサが減りますので3~4回の丸洗いでふとん全体がへたりますので暖かみが薄れます。

当店でも丸洗いは承ります。が、ふとん全体がへたる前にリフォームをおすすめします。

Q:4 羽毛布団の下には何を着たらいいの?

A:4 羽毛布団は本来通気性が良くないので、温まってくると羽毛布団と体の間の空気に湿気が溜まって蒸し暑くなります。そこで羽毛布団の下には湿気を吸い取ってくれるものが良いです。例えば純毛の薄めのケット、シルク毛布、綿素材のガーゼケット、タオルケット等です。

でも、当店のおすすめは、タオルカバーです。タオル地のカバーに羽毛布団を入れて直接着ることをおすすめします。蒸し暑くなくすっごくあったかです。